3年前の3.11、私はL.Aにいました。
3/5~20までの長期休暇をとって明日(3/11)は本場のディズニーランドに行こう!などと悠長なことをいっていた矢先の出来事でした。
地元(山形)の友達から何度も電話がかかってきて出てみたら『無事なの?』の連続。電話回線がマヒしていたのか、国際電話が繋がりにくいのかすぐに切れてしまい、ホームステイ先のパソコンを借りてたまたまGoogleを開いたら唖然となりました。
一体なんの冗談なのか、お金をかけた映画作成のためのCGなのか....
信じたくなくていろいろな考えが浮かび、受け入れられるまでに時間がかかりました。
『私は仙台に住んでいるけれど、震災を経験していない』戻った時はなんだか不思議な感覚でした。
実際に経験していない自分はラッキーだったとみんなに言われました。
ラッキー、、、か...........。
みんな口をそろえて
「世界の終わりかと思ったよね、あん時。」
と言っている中、何も言えない、賛同できない自分のなんとも言えないモヤモヤ感.............。
夜は系列店のバーで働いているときに外人の方から
「仙台ノ人ホドボランティア、支援トカシナイヨネ。」 と言われる始末、、、。
自分達の生活を立て直すのが先。
みんな口には出しませんが、そんな感じでした。
仙台を見捨てるとか、苦しんでいる人達をスルーするとかではない。
まずは自分の事がしっかり出来てから。
私は県外から来た人達に
「仙台って良い街だな。東北良いところだなぁ。」
って少しでも思ってもらえて、楽しくなってもらえて、また足を運んでもらえて、そんな人達がどんどん増えていって、、、
震災が起きたことは事実だけれども、それを吹き飛ばすくらいの活気ある街にしていけたら本当の復興って言えるんじゃないかな。
と私は思っています。
『自分が県外の方達に与える印象=仙台のイメージ』
これは絶対。
暗くなんてしてられません。
仙台。
私は実家が山形で、仙台に住んでまだ7年くらいしか経ってないのですが大好きな街になりました。
東京に行っても、沖縄に行っても、北海道に行っても、海外に行っても、、、
仙台に着くと、「あ~帰ってきたなぁ~」という気分になってきているのが正直驚きです。
実家の山形よりHOME感が強いこの仙台。(もちろん山形も愛してますよ!)
私一人の力では不可能かもしれません。
が、みんなで盛り上げていけば何かが変わるはず。
きっと、、、。
と、いう熱い想いでこの『SENDAI 〇〇〇』な商品を今まで打ち出してきました。
SENDAI JPNキャップ帽 ¥3500
SENDAI JPN サングラス ¥1980
SENDAI パーカー ¥5500−
コンセプトとしましては、
『人と人を繋げる架け橋になりたい』
周りの方(県内、県外の方)が「復興復興、支援支援」と言っている中で私たちは一体何ができるのだろう、、、。
お店を開いている以上、仙台を立て直すには、、、盛り上げるには、、、、
仕事を生み出す環境にしなくては本当の自立した復興とはいえないのではないか。
ココを盛り上がっている場所になくては、、、商品を回転させなくては業者の方に仕事を任せるのも不可能。
まずは仕事を生み出して、自分達でお金を生み出すビジョンが見えなければ一生おんぶにだっこな環境で復興なんて夢のまた夢。の話になるのではないか、、、。
と、考えました。
単にお金を与えるのではなく、お金を自分達で作り出す環境にしていく架け橋になれたら。と、思っています。
ココWarehouse Shopという場所があって、『ここでしか買えないもの』がある。
街中で、、、
職場で、、、
Barで座った隣の席の子が、、、、
イベントに行ったらみんなつけてたから、、、
「あー!そのアイテムーー!」と、普段なら会話までいかないような方ともいきなり繋がってしまうというね。
皆さんが気に入ってご購入してくださった商品が仙台を盛り上げる手段になっていること、嬉しく思います。
仙台は狭いけど広い街です。
かたっくるしくなりましたが、言いたいことまとめると、、、
「仙台一緒に盛り上げていきましょう!」
ということなんです。
自分の大切な友人や仲間の周りの中で、失ったものがたくさんある人がいます。どれほどの涙を流したかわからないほど毎日泣いていた人がいます。
『もう戻ってはこないけれど、前を向いて生きてく。』
って強く決意した人がいます。
本人じゃないから痛みを、どれだけの痛みを背負っているのか計り知れないし、全部をわかってはあげられないのが悔しい。
辛い時に支えになってあげられたらな。と思います。
その人とその大切な人がいた場所を一瞬にして失う辛さ。
自然災害はいつも突然で怒りや悲しみをぶつけられる場所がない辛さ。
仙台は震災前とほぼ変わらない生活だけれど、家族や友人、大切な仲間を失った人の生活は2度と戻らない。
『3.11という日は亡くなった方が生きたかった今』
という想いを胸にこれからも生きていこうと再認識した日でもあります。
犠牲になられた多くの方々のご冥福をお祈りすると共に、被災地の1日でも早い復興お祈り致します。
2014.3.11 Warehouse Shopスタッフ一同
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